外来
勤務形態から見たマーケット動向
科目を問わず一般外来の給与の平均としては時給10,000円前後、または一コマ（半日）35000円前後の求人が多くなります。外来受診者数は一コマ20～30名程度が平均的な人数です。
高齢化の影響もあり、外来医としての需要が高いのは、やはり全国的に見て「消化器内科」「循環器内科」ですが、近年需要が高まって来ているのは、一般内科外来と併せて糖尿病患者の管理をして頂くことのできる、代謝・内分泌ご専門の先生です。
また、規模の大きい病院、病院に併設されている門前クリニック、病院を持っている法人のクリニック部門、または専門特化したクリニックでも求人が多く発生する傾向にあります。
土曜日の外来については、やはり多くの先生方からお問い合わせを頂きます。ただ、土曜日は休診、または外来は午前のみという病院が多く、求人自体がとても少ないことも手伝って、募集が出たらすぐに充足してしまう傾向も見られます。少々遠くても週一回であれば通勤可能、というエリアであれば、案件を見つけ次第すぐにお問い合わせされることをお勧めいたします。
報酬ですが、郊外の病院やご専門科目などによって半日45,000～50,000円を超える求人も、決して多くはないものの時折発生致しますので、タイミングを逃さないためにも、事前にお問い合わせをいただければと存じます。
外来の入職事例
外来 30歳 女性
お問い合わせがあったのは、女性の先生。週1日、もしくは2日での勤務を希望されておりました。外来での勤務を希望とのことで、先ずは詳細を伺うことになりました。
希望項目としては、自宅から通える範囲ということを聞いておりました。現住所を確認すると、街の中心部では無く、少し離れた所でした。交通の便があまり良くないところでしたので、お車での通勤を考えておられました。また、今住まれている所へは最近引っ越されたばかりということでした。小さいお子さんもいらっしゃるとのことで、常勤での勤務は希望しておらず、非常勤にて勤務をなさりたいというご意向でした。
こういったご事情があり、先生のご希望を伺いながら、ご勤務頂けそうな病院をお探しすることとなりました。
先生は糖尿病を専門とされており、糖尿病専門外来、もしくは一般内科外来での勤務を希望しておりました。
いくつか糖尿病の専門外来を設けている病院を探していくことにしていきました。ただ、選択肢を増やすためにも、一般内科外来で勤務頂ける先生を募集している病院も同時並行で探していきました。
先生の希望に合った案件が2件見つかり、通勤時間もなるべく短くて済む病院をご紹介させて頂きました。幸いなことにご興味を示して頂き、２件とも面接をして頂くことになりました。
1つは糖尿病の専門外来、もう１つは一般内科外来ではあるものの、糖尿病の患者さんが比較的多く受診される病院でした。どちらの病院も先生のご経験については問題なく、スムーズに面接が進みました。
どちらかの病院を選ぶことにはなりましたが、先生の専門性が生かせるであろう、糖尿病専門外来でのご勤務を決定されました。また、すぐに勤務をなさりたいという先生の希望と、すぐにでもご勤務頂きたいという病院の希望が一致したことから、新しい病院での勤務が決定となりました。
