医師の転職、全国の医療機関へのご紹介

事務長インタビュー

医師の転職・求人・アルバイトサイト ドクターズアヴェニュー
フリーダイアル 0120-141-052
TOP > 事務長インタビュー > 第9回 阪和第一泉北病院

事務長インタビュー 第9回 阪和第一泉北病院

2013年12月25日

~ 始めに ~

今回ご案内させて頂くのは、大阪府でも有数の病床数を誇る医療法人錦秀会 阪和第一泉北病院です。映画の撮影舞台ともなったことがある1000床を超える病床数を有する当病院にて、医師招へいに当たられる事務部長、髙林氏にお話を伺いました。

※生憎この日は曇り空でしたが、快晴時の見晴らしはとても好いです。

■錦秀会や地域における当病院の位置づけ・役割や歴史についてお聞かせ下さい■

錦秀会は医療・介護など26施設を有する医療法人です。その中で病院だけでも7施設ありますが、それぞれ急性期一般から療養型までそれぞれにと機能分化をしている中で、当院は療養型を受け持つ位置づけです。このご時世、病院運営は周囲と同じことをするよりも特徴を持たなければいけない…ということも含めて、完全な療養型…急性期の後送病院としてグループの中での役割を担っております。錦秀会は昭和32年に出来、はじめは40床から住吉区で開設いたしました。堺市においては現在は第一・第二と病院施設がありますが元々は一つの病院で、当院は平成12年から、「介護療養と医療療養の病床を分けよう」ということで介護療養の病院としてスタート致しました。

平成18年に介護療養病床に対する国の政策転換により、介護から医療に転換致しましたが、ここ堺市には急性期の病院が多く、それらの病院と病病連携をさせて頂いております。具体的には近大堺(近畿大学医学部堺病院)や近大本院(近畿大学医学部附属病院)、大阪労災病院、市立堺病院や民間では生長会など多々あり、そういった急性期と病病連携をしているほか、元々が介護療養型病院ということで近隣の介護施設からも受け入れをさせて頂いております。長期療養が可能なので、そういった患者さんが入院しやすい環境をつくり、地域との関係・連携をもった位置づけを作らせて頂いております。

※病院裏は南北朝時代から名を歴史にとどめる小谷城址。

また退院後の地域連携においては、関連の介護施設もありますが、それらグループ内の施設のほか、快復した患者さんで退院後に施設をご希望される場合にしっかり対応できるよう病病連携だけでなく介護と医療の連携も重視しており、そのために医療相談室を充実させていることも特徴です。ソーシャルワーカーは11名体制で、人数の多さに余所で驚かれることもありますが、地域の連携・地域の病院・地域の施設…そして地域の患者さんやご家族への充実した支援が出来るよう、開院以来その体制をとっております。

まず印象的だったのは、介護療養から医療療養へ転換する際、看護師も多数増員しないといけなくなったことがあります。ざっと80~100規模の募集でしたが、ふつうに病院ひとつできてしまいますよね(笑)その時にはやはり錦秀会グループの力はすごいと感じました。普通ではできないことが当初の4年計画を3年で達成できてしまった。法人全体でもかなりの採用をしましたが、その時は改めて法人の底力をみたなと…思いました。当然ながら、その時には御社のように紹介会社にも大いに協力をいただきました。

■映画のロケ地となったことがあると聞きましたが■

大阪府商工会議所が都市の活性化事業として「大阪を映画のロケ地に」というプロジェクトで当院もロケ地に登録されました。しかし、プライバシー保護などの諸事情を考えるとなかなか協力できる病院が少ないのも実情です。系列の病院でも撮影したことはありますが当院の場合、病院機能としての背景から撮影しやすい環境だと思います。今までに佐藤浩市さん、大竹しのぶさん、竹内力さん、山本太郎さんなどの映画、テレビドラマ等で撮影を行いました。もちろん、患者さんに迷惑のない配慮の上での協力です。最後に撮影協力をしたのは3年ほど前でそれまでは1年くらいの間隔でした。

※2005年には朝青龍も来院しました

■看護部長のお人柄がとても好いとお聞きしましたが、看護部や医師との関わりについてもお聞かせ下さい■

これだけの大きな施設になると看護部の存在感は大変大きなものです。病院の8割は看護師と介護職。ある意味、言ってみれば看護部長の部下が多いということになるので、一般的には看護部長の人柄次第で大きく左右されることもあるかも知れません。 ここで面白いのが、当院は、ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得しております。病床規模が大きいというのもありますが詰所が19もあります。その19の詰所で責任者が異動し、その都度仕事の仕方も変わる…となるとスタッフも大変ですので、「ここは一定の品質・規格を保ちましょう」ということがISOを導入したひとつの理由ですが、それを推進しているのが看護部長なのです。先生側からの立場で考えると、先生方もどの詰所にいっても同じ体制・品質で仕事が出来るということで、プラスにつながっていると思います。

どこの病院でも言えるかもしれませんが、責任者のカラーひとつでその職場が変わるということの無いよう、マニュアルなどをつくり、統一するようにしました。先生方も何がどこにあるか分かるよう、また例えば処置の仕方ひとつにしてもどうするかということで、指針ができました。それらの配慮は看護部長の力が大きいと思います。そういう意味で、例えば昔は先生方も看護の責任者に気を使いながらやっていた話も耳にしたことがありますがそういった懸念がなく、またISOを取得するだけでなく、半年に1回、正常に履行されているかチェックしています。

■病院が大きいので、医師間のコミュニケーションが心配ですが、いかがですか■

病院は大きいですが、体制をしっかりと構築しておりますので安心頂けると思います。 まず、院長の下に副院長が3名います。副院長の次に内科部長・ファシリテーターという組織構造にしており、3つのブロックに分かれています。副院長が不在の時は内科部長、医長が病棟を管理。病床規模が大きいので3つの病棟と言いますか…中・北・南の棟と、これは平行移動ができる構造になっているのですが、そういったことから3つのブロックに分けております。先生方はどうしてもお休み…学会やその他諸事、お休みされることもあると思うので、3つのブロックでうまく勤務を組んで頂き、円滑に運営されています。 新しくご入職される先生や、療養型病院の勤務に不慣れで何かしら、教えてほしいという先生の受け入れも問題ありません。先ほどお話したマニュアルがある…ということはここでも役に立っていて、先生方へ安心して頂ける材料になっています。

■髙林様は錦秀会において長くいらっしゃると伺いました。髙林様から見た法人の好さについてお聞かせ下さい■

大学を卒業して、そのまま錦秀会に就職して以来30数年…はじめは住吉区の病院いましたが7年前にこちらの病院に移動してきました。この病院ができて、6~7年目頃のことですね。法人の好さを言うとすれば、やはりトップに先見の明があったことと思います。もうひとつ、会長も理事長もそれだけ統率のチカラがあったと思います。これだけの規模になったのはそう言ったことがあるからだと思います。

※事務部長髙林さんは信頼感厚く、安心してお話頂ける方です。

■お仕事をされる先生方に心がけていることは?■

先生方は多忙で、事務手続き…例えば保険医関係の手続きなどまで手が回らないと思います。敬遠される先生もいらっしゃる。そう言った分野で私の方でしっかりとお話させて頂き、抜かりないよう配慮させて頂いております。労務担当者からもお話させて頂き、対応しております。ある程度、文書化されたものも揃っており、入職される前にご希望される部分についても、きちっとした手続きの方法なども説明させて頂いております。分からないことやお聞き忘れのこともその都度、丁寧かつ細やかに手伝いしております。そういった事務・手続き分野については熟知している者が院内だけでなく法人全体でも多々いますのでご安心頂きたいですね。

そういった部分では豊富な経験…この錦秀会は始まって56年の実績があり、数多くの先生方のお手伝いをさせて頂いてきたので、おおむねのことはお答え、ご対応できると思います。

■最後に転職を考えられる先生方へ■

まずお越し頂き、感じて頂くのが一番かと思います。 法人の心得として、「やさしく生命をまもる」というものがあります。当院は療養型なので、じっくり患者さんのフォローを、先生をはじめチーム医療として、看護師それとコメディカル…リハスタッフや薬剤師・管理栄養士。また医療相談室のソーシャルワーカーもおります。これは患者さんのフォローも出来ますし、地域との連携もしっかりやっておりますので、先生お一人で抱え込むことなく、「チームで一緒にやって行こう」という雰囲気で業務に就いております。ですので初めてお越しになった先生も皆と一緒に安心して勤務頂ける環境…和気あいあいと、かつ業務はしっかりと勤務頂けます。

また先ほどのISO。これが色んな職種間のチームワークを作っていくことに繋がっております。研修であるとか、また色んな部署に、堅苦しく言うと内部監査という形でお互いに切磋琢磨出来る環境が整っている。当初、内部監査を導入するとなった時、どのような指摘になるか懸念はありましたが、ISOを通してそういった土台が出来上がったことで、大いに役立ちました。そして同じ職種ではなく違う職種でそれを行うことで、違う視点・違う感覚から見て行くことが相互の理解に対する成功にも繋がったかと思います。

もともと介護療養から出発しており…介護療養と言うのは医師だけではなくケアを中心としたチーム医療である…ということで、当初から土台があり、その上でISOを入れて内部監査をいれたことが、コミュニケーションとしても成功しております。

病床規模だけでみると大きな病院ですので、つい大きすぎることで周囲が見え行くい…というような不安・印象もお持ちになられるかも知れませんが、そういったことからご不安は全くないのではと思います。

是非先生にアピールしたいこととしては、お越しになるに際して、もし少しでもご不安があれば、アルバイト(非常勤)と言う形で始めて頂いても大丈夫ですので、一度様子を見て頂ければと。また、在籍される先生方の中には、療養型で勤務する中で、スキルアップをされたいという先生もおられますが、その時はグループ内に一般・急性期があり、異動することも問題ありません。医師だけでなく、看護師、コメディカルでもそういった方がいます。もちろん事務も異動があります(笑)

先生方、是非一度、ご見学なども含めてお越しください。 

本日はありがとうございました。

阪和第一泉北病院の募集はこちらより

トークを開始する
オンライン中オフライン
×

ステブランくん
ご質問・ご相談にチャット形式でお応えいたします。

オンライン中オフライン

営業時間 平日:9:30~19:30
     土曜:9:30~16:00
※上記時間外でのお問い合わせにつきましては
お名前・E-mailアドレスをお書留め頂けましたら
折り返し担当者からご連絡させて頂きます。