事務長インタビュー 第14回 畷生会脳神経外科病院
2014年10月10日
2014年10月10日
~始めに~
今回のインタビューは、大阪府四条畷市にある畷生会脳神経外科病院です。院長・西村進一先生のほか、医師招聘担当の名誉院長・小玉正智先生と、事務次長宮川氏にお話を伺いました。和気藹々な3人の姿から、院内の雰囲気の好さを感じるインタビューでした。
※この日はあいにく曇り空でした。病院外観。 |
■病院の役割や内科医募集の背景についてお聞かせ下さい。■
西村先生>
脳神経外科…と名前は付いておりますが、開院当時は「脳神経外科」と名前をつけないと当時の医師会としては認めてもらえず、その経緯から脳神経外科病院と名前は付いておりますが特に脳神経外科に特化しているだけではなく、四条畷の市民病院的な役割を周囲からも認めて頂き、また病院としてもそういう役割を果たしていると自負しています。
信愛会グループと言うのは3病院と2つの老健施設から成り立っており、畷生会は他の関連施設を牽引していくような立場でありかつ、四条畷市において唯一と言っていい急性期型の病院であり、四条畷市において地域医療を支える病院でもあります。そういう意味で特に内科、総合内科といいますか、専門性の高さだけでなく幅広く診ていただけるような先生にお越し頂きたく、そして地域的にも不足している職種(役割)だとも思います。
ですので、もしお越し頂ければ、仕事面の充実・遣り甲斐は間違いないところですが待遇面でもいろいろな立場の方がおられると思いますので、なるべく配慮していきたいところです。
宮川氏>
報酬的なものや、勤務時間など、諸条件において出来る限り柔軟に対応したいですね。
■畷生会に内科の先生がご入職されるメリット…好い所というのは、病院様としてどのようなことが考えられますでしょうか?■
小玉先生>
うーん…そうですね(笑)自分の夢を活かしていただけるフィールドをご提供できるところでしょうか。自由にやって頂いて。この病院(の立ち位置)は、公的病院のような役割を果たして地域に貢献していることが一番です。そういった目標を持って、ご自身も地域にも貢献して頂ける充実感があると思います。ジェネラルな総合内科、専門医制度が発足している訳ですから、総合内科およびそれぞれの専門の分野も揃えて、充実した医療を提供したいと思います。
※午後の外来風景。 |
西村先生>
外科系からみると、高齢者の患者は大体が内科的な病気をお持ちなので、なおさらそういった面で相談させて頂いたり、助けて欲しい…という思いが強いですね。
当院の医局環境は非常に気楽で、学会出席も支援致しますし、病院名を出していただければ何度でも学会発表も出来ます。当院の医師として、国際的な発表など他科の先生も補助金によってされていますので、そういうメリットを最大限に・意欲的に、活用していただければと思います。ご自身の専門…夢を実現するための…様々な知識も広げて、腕を伸ばして、自分のために、患者のためにも頑張って頂きたい。給料面においても相応に、社会医療法人ながら公的病院よりも高めの水準ではあると思います。
他のメリット…やっぱり、各科の隔たりなく協力し合える環境であることでしょうか。自分の専門以外のことでも気軽に相談し合えて、より良い医療の提供につながることと思います。診療科で申しますと、例えば脳神経外科の医師は全国的に少ない中で充実しておりますし、循環器内科や外科系も充実して、各専門科は揃っているので相談できる環境です。医局は内科系、外科系、脳外科と3つに分かれていますが、それぞれの先生方の情報交換は緊密です。
西村先生>
外科系からみると、高齢者の患者は大体が内科的な病気をお持ちなので、なおさらそういった面で相談させて頂いたり、助けて欲しい…という思いが強いですね。
※気さくな小玉先生(左)と温厚な西村先生(右)です。 |
■診療のスタンスとして各先生の考え方というのは尊重頂けるのでしょうか。■
西村先生>
それぞれにお任せしています、むしろ自由な気風があります。もちろん、過ぎたるものは規制されるかもしれませんが、自由度が高く、各医局での症例検討などでのコミュニケーションもとっております。あとは、内科系の専門医の認定施設が取れていないので、そういった先生方にお越しいただき、将来的に整備していく必要があると考えます。逆に言うと、指導医クラスの先生にお越しいただき、組織立てていただけると有難いとも考えます。外科系の施設認定がそろっているので、内科系での施設認定を整備していくことで、内科も外科も、双方向的に生きてくるので、その意義は大変大きくなるでしょう。また、当院は大阪医大と臨床研修での関連施設となっていますが、臨床研修病院となっていくのも一つの考えですね。
■求める医師像についてお聞かせ下さい。■
西村先生>
病院の立地としても庶民派な地域なので、庶民派な先生にお越しいただければと思います。
小玉先生>
協力し合って、よい医療を提供していくということが本当に大事なので、そういったお考えの先生が有難いです。そして、ご自身の夢を持ってそれを活かしてほしいですね。夢があってこそ頑張れますから。
■例えば、夢(目標)の一つとして「開業」という道もありますが。■
小玉先生>
それはもう是非、当院で頑張って、いずれは開業して…というのも大歓迎ですよ。
西村先生>
願わくば、開業するとしてこの近くで開業していただけるとなお有難いですよね。この付近は開業でも内科の先生が決して多くはないと思うので、当院で頑張っていただいて、その後も是非この地域の医療をお助け頂ければなおのことですね。
小玉先生>
この地域は皆で作り上げていく所なので、ここで数年勤めていただいて近くで開業して頂ければ病診連携も構築できて大歓迎ですよ。資本でも協力しますし、銀行との橋渡しもします。そのあたりの実務は事務次長がやってくれます(笑)
宮川氏>
そうですね。開業支援もしますよ。実際に過去の先生で当法人の名前で融資も話を通し、支援もしました。その先生は今でも好いお付き合いとしてお手伝いいただいてます。その先生のクリニックも盛業で経営もうまくいっているそうです。
■事務方から見ての当病院の好さは如何でしょうか?■
宮川氏>
先生方が仰るように、自由にできる病院だと思います。むしろこだわりがある先生のほうが向いているかもしれません。環境面は整っているので。「こういった医療をやりたい!」という志を持った先生のほうがやり易いかもしれません。あとは、専門医が多いので、何かしらと協力は充実していると思います。また、スタッフも明るい人が多く、共に働き易いと思います。事務方としてはクラークも配置し事務補助を配置し、医局秘書も採用したりと、医師の負担を軽減する協力体制を取って少しでも負担軽減を…と思っています。
高性能の医療機器についても「こういったものが欲しい」という場合、協力しています。
患者さんによい医療を提供するのはスタッフのモチベーション次第…ということで、先生を始めスタッフも含めて働き易い環境整備を気にかけるようにしています。
※事務次長宮川氏は潤滑油的なお人柄で、ご入職後も頼りになります。 |
■院長先生はとても優しそうな雰囲気ですね。■
宮川氏>
「NO!」と言われたことがありません(笑)。急きょ当直に欠員が出来た時などでも、厭と言われず、病院長としておおらかに、最後の砦のような感じでお助け頂いています。
■事務方として大変なことはなんでしょうか?■
宮川氏>
先生方に気持ち良くお働き頂けるよう常々に心がけていますね。その為の基本的な姿勢としてはやはり、高等な技術職や看護師など、専門資格の組織の中で認めてもらう為にまず、自分自身が常に諸々のことを勉強しています。
■最後に一言■
内科の先生が居てこそ、外科系の医師もまた活かされます。また四条畷の地域の急性期を守る為にも、内科の先生にお越し頂きたい。充実した体制でそれぞれが更に磨きをかけ、それぞれの目標や夢を達成できるようなそんな病院作りに、是非ともご協力頂ければと思います。どうぞよろしくお願いします。