履歴書サポート事例
【事例1】
T先生(女性)は元来饒舌ではなく、過去の面接ではご自身の想いや考え、自己アピールを上手く表現する事ができないままに、第一希望だった医療機関にて入職に至らなかった事がありました。その経験からT先生は今回転職するにあたり、面接に対する不安を持ち、当社にご相談をいただきました。模擬面接といった面接に焦点をあてたサポート方法もございますが、そういった部分的なことではなく、面接時における会話の基本となる履歴書作成をサポートさせていただきました。
そしてT先生にお会いし、今回のご要望や転職を考えるに至った背景を伺い、それを踏まえ事前にT先生が作成した履歴書を拝見しました。経歴など履歴において基本的な事について不足は無かったのですが、先生のお話をお伺いする限り、アピールポイントが多々あるにも関わらず、その点については少々物足りなく感じました。そこで要点をまとめ、自己アピールをしっかり記入する事をご提案いたしました。そして今回、もう一つご提案した事がございます。それは、趣味や学生時代の部活動など、先生ご自身にスポットを当てたPRです。
面接、という双方が初対面での会話というものは、波長や双方の会話力などにも左右されますが、時に重く、堅くなってしまうものです。そんな中で、例えば同門の先生が在籍されていれば、そこからお互いを知る糸口となる事もあります。そういった糸口が無い場合、趣味や特技、部活動など先生のお人柄を知るきっかけとなる材料は何かとあります。T先生の場合、ヴァイオリン演奏やクラシック音楽鑑賞をされるという、とても素晴らしいご趣味をお持ちでしたので、是非ともその点は記載戴いた方が良いと判断致しました。
さて、履歴書サポート後、実際に医療機関で面接となり、私も同席いたしました。最初は緊張が見られたT先生でしたが、履歴書に追記した先生のご趣味であるクラシック音楽鑑賞が、偶然にも理事長先生と同じだった事でお話は大いに盛り上がり、非常に和やかな雰囲気の面接となりました。
その事がT先生の好感と親近感をより高めたのか、理事長先生からは具体的な勤務内容や条件の詳細以外にも理事長先生が思い描く病院の将来像、そして医療に対するお考えといった話をしていただきました。またT先生からは気さくに話される理事長先生に安心感、親近感をお持ちになられた様で、お互いに打ち解けている様に私は感じました。
その後、院内見学を理事長先生自ら案内役をかっていただき、私もT先生と一緒に院内を回りました。理事長先生が院内を案内されている時、患者さんから声を掛けられていました。体の事だけでなく身の上話をされる患者さんに対し、気さくにお話される理事長先生を見て、私はアットホームな雰囲気を感じました。面接が終了し、T先生と病院を出る際、理事長先生より「是非、一緒に勤務できる事を楽しみにしています。」とのお言葉をいただきました。T先生からも「是非宜しくお願いします」という積極的なお返事をされていました
面接翌日、私が再度条件確認の連絡をした所、先生のご経歴・ご経験をしっかりと評価いただいた様で、先生が希望されていた勤務日数や当直免除は勿論ですが、事前に私が伺っていたT先生のご経験年数に伴う給与基準よりも若干高い金額提示を受けました。その後、トントン拍子に話が進み、三者契約書の作成、締結などしっかりサポートをさせていただき、T先生はその病院でご勤務頂いております。
今回、偶然にもT先生の趣味が理事長先生と一緒だった事がきっかけで会話が弾みました。共通の趣味が双方の距離を縮め、普段通りの先生の姿を、理事長先生にご覧になっていただいた事が良かったと思います。それだけが採用に至る決定的な要因ではありませんが、片方からの一方的な会話ではなく、双方が友好的な雰囲気の面接は良い結果を生む場合が多いです。私どもはコンサルタントとしての経験から、先生のお人柄、そしてお伺いした背景からアピールポイントとなる部分を最大限に引き出し、先生の事を理解していただける様、履歴内容に関わらず、全力でサポートして参ります。
この度は最後まで文章を読んでいただき、誠にありがとうございました。
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