神経内科
医療機関が神経内科の先生に求める事としては、
- 入院している神経難病患者を診て欲しい、
- 脳疾患系のリハビリが必要な患者を診て欲しい
①のケースの場合、神経内科が独立している大規模病院の募集よりも、一般内科として外来を診つつ、先生より希望があれば別枠で「頭痛外来」「めまい外来」といった専門外来を設け、入院している神経難病患者を受け持つ募集が多いです。またこの場合、常勤神経内科医が不在の為、非常勤医に頼っている医療機関も有り、一人医長になりうる事もございます。
②のケースの場合、「脳神経外科系病院」「回復期リハビリテーション病院」での勤務がございます。「脳神経外科病院」においては術後患者の身体管理といった部分も求められる事もございますが、二つに共通するのは脳疾患系リハビリ患者を診ていただく事です。
どちらを志向されるかは、先生方の今後の展望などに寄りますが、求人の傾向は「先生に何をして欲しいか」がはっきりしている場合が殆どです。その為、ご転職をお考えの先生には「どういった医療をされたいのか」という事をお伝えいただく事で、ご勤務先を絞りやすくなります。
また、リハ系病院の場合は外来が無い求人も多いので、初診を含めた外来のスキルの維持に不安を覚えられて、先々開業をお考えの先生の場合は避けられることが多いように感じます。 尚、2014年の診療報酬改訂に伴い、回復期リハビリテーション病棟における体制強化加算の施設基準として病棟専従医1名配置するにあたり、満3年以上のリハビリ経験が必要となった事もあり、リハビリのご経験がある先生の需要は増えています。
脳外系や一般の病院を含めて急性期の病院を選ばれる場合は、「頭痛外来」「めまい外来」などの専門外来を開けられるスキルを身につけておく、又はこれからつけていく事をお勧めします。広範囲から患者を集められることもあり、新たにご勤務先探しをするにあたって、先生の高評価の一助になることは間 違い有りません。