呼吸器外科
専門性を追求する場合の募集状況は、全国的に公的機関や大規模病院に限られる傾向があります。背景としては、大学医局の絡みや、同じ科(関連科)である呼吸器内科医の充実度合い、医療機器など設備的な充実など、条件面が整っている医療機関が多くは無い事が挙げられます。
ご登録頂いている呼吸器外科を専門とされる先生から伺う限りは、一般的には他の外科医との協力の下、専門領域の診療も行いつつ一般外科として異動されるケースが主流と言えます。ある程度ご経験年数を重ねられた先生の場合は、保存的治療として専門領域に携わる、もしくは在宅医療・緩和ケアへ進まれる先生も近年増加傾向ですが特に緩和については年齢を問うものでは無いとも見ます。
求人が出る医療機関に目を向けると、国策として各医療機関の棲み分けが進む中、外科的治療において人的・経済的資源に余裕がある病院が整理されてきており、そのため症例の集まる医療機関を求める場合は選択肢が限られてきています。
しかしながら、根幹である外科医としてのご転職や、先述のように在宅医療などへの転向の場合、選択肢は広くなります。まずご転職にあたり、先生ご自身が今後どのような道を進まれたいか(外科医として第一線でやっていきたい・ご家族との時間を大事になさりたいなど)をお考え頂く中で、岐路に立たれた時に弊社コンサルタントがそこから先へ進まれるお手伝いをさせていただきたく思います。