一般外科
一般外科はプライマリな分野から各臓器別で行う専門領域までと、医療機関の規模・標榜科目によって、Drに求められる範囲が変わってくる診療科です。そのため求人が出る医療機関によって希望する医師像が明確に分かれているのが特徴です。
早速ですが、下記で募集例を挙げさせていただきます。
[例1 約150床 院長、副院長以下、外科4名体制の病院] 手術件数は、35~40例/月(主に消化器系、乳腺が4~5例)。消化管穿孔や消化管出血に対して緊急手術・緊急内視鏡等も行っています。呼吸器の手術は行っていません。そのため、募集する外科の先生は、「消化器主体、乳腺も守備範囲」の先生が対象となります。
[例2 約300床 外科常勤3名体制の病院] 手術件数は50~60例/月。緊急手術は内10~15例。症例は消化器系・呼吸器系・乳腺系全般となります。呼吸器系・乳腺系の手術も含むため、一般外科医として、脳、心臓以外の幅広いスキルを求めています。
もちろん、上記のような募集ばかりではありません。 手術が月間3~10例前後の病院での募集や、手術は先生のペースでお任せという募集もあります。こういった場合の多くの勤務内容は、週に手術を1~2例、一般外科外来3~4コマ、プラス病棟管理です。このように外科医としての手術のスキルは一気に失わず、ゆったりした勤務ができる求人もあります。
また、「外科の標榜がない療養型の病院」、「高齢の入院患者さんの割合が多い急性期病院」でも、胃ろう・気管支カニューレ・尿道カテーテルの交換、IVHなどを行っている患者さんが多い事から、外科の先生を希望される事もあります。主な勤務内容は手術無しで、病棟管理と外科外来となります。ちなみに、胃ろう造設等の長期療養に必要な手術を院内で行いたいという病院もあり、外科の先生が歓迎される事もあります。
上記のように医療機関が希望する一般外科の先生像はかなり広範囲に渡ります。そのため、先生が外科として「スペシャリスト」を目指すのか、「ジェネラリスト」を目指すのかが、ご転職の時に重要になってきます。
昨今、外科の求人は内科に比べ多くはないため、希望の病院が見つからないという先生もおられるかと存じます。その際は是非お問い合わせ下さい。開業をお考えの先生や、外科医としてのスキルを活かしながら内科も経験したいとお考えの先生、在宅医療に興味がある先生も、弊社に是非お問い合わせ下さい。ご希望にあった案件を提案させていただきます。