医師転職・医師求人

2013年05月10日

きっかけは、同じ職場の同僚医師が医局を離れ、とある県内の病院に転職するという話を耳にした事です。普段から、それほど仲良く話をする関係ではありませんでしたが、どうやって病院を見つけたのか、医局との話はどう決着付けたのか、どんな条件なのか・・・とにかく聞きたい事が多すぎて、思わずその同僚医師に話しかけていました。話を聞くうちに、自分にとっても「これだ」という思いに行きつきました。その日の夜、紹介されたコンサルタントSさんに電話をすると、遅い時間だったにもかかわらず、快く対応していただき、同僚医師の件もあったからでしょうが、非常に的を射たやり取りが短時間の間に進み、「先生のご希望は、充分にかなうレベルのものだと思います」という言葉が得られ、ここ1年の迷いや悩みが吹き飛ぶ思いでした。「なんでもっと早く相談しなかったのか」という反省しきりでしたが、実際に同僚の話を聞くまでは、紹介会社に対して「信用できない」という気分に支配されていたので、自分から相談することなどほとんど考えた事もありませんでした。実際に紹介された病院は、医師求人サイトなどでは見かけない病院で、わずか1名の求人枠を、コンサルタントが探し出してくれたものでした。自宅からわずか10分の距離、「灯台もと暗し」で、全く考えた事もない病院名でした。理事長は同門の大先輩で（事前情報をいただいていました）、面接時に「医局とのことは心配いらない」と太鼓判を押していただき、その場で入職意思を伝えてしまいました。しかし、コンサルタントSさんが、水面下できっちりこちらの要望や条件面の話をつけておいてくれたので、その場では細かい話はすることなく、結果として条件面で満額回答が得られました。その後、雇用契約書の締結時にお礼をしたいとSさんに言うと「お礼は結構ですから、先生もどなたか転職希望の医師を紹介して下さい」と笑いながら名刺を数枚手渡されました。そして「実は先生は3人目なんでよ、先生が最初に相談された先生も、ある先生からのご紹介でした、次も宜しくお願いします」と屈託なく笑う姿に、思わず私も笑ってしまいました。これまで感じてきた彼の誠意は最終的にここにつながるのか、だからこそ一生懸命やってくれたんだと気付かされた思いでした。

消化器内科　医長
年棒1500万円