医師の転職、全国の医療機関へのご紹介

医師転職・医師求人

医師の転職・求人・アルバイトサイト ドクターズアヴェニュー
フリーダイアル 0120-141-052
TOP > コラム > 道標 ~コンサルタントとの出会い~ vol.41総合診療科 61歳

道標 ~コンサルタントとの出会い~ vol.41総合診療科 61歳

2011年09月01日

知人が経営する病院で雇われるということは、オーナーが知己の関係である安心感として何ら問題がなく、ある程度の勝手・融通も利くので私自身、この度こちらに寄稿することになるまでは、引退までその病院で世話になるつもりでいた。

思い起こせば、大学医局の人事を外れたのは、45歳の時である。消化器内科としてある程度のキャリアを積んだ後、へき地の診療所勤務をしたことがきっかけで家庭医・総合診療に興味を持ち始めた時に同期の知人から「実家の病院を継承することになったのだが、是非ともうちに来てくれないか。」と誘われた。三顧の礼を尽くされ、年俸についても知己の関係であった所以か当時の年収に比べると破格の待遇を提示されたので、断る理由は無かった。それから15年、町の病院の医者として、またオーナー院長である彼の片腕・そして仲間として、充実した毎日を送ってきた。

そんな日常が激変したのは、彼の急逝による世代交代である。彼の子息が東京から帰ってきて継承したのだが、新院長就任の翌日に私は院長室に呼び出された。私個人としては、新たな体制での相談など何かと助力していく気持ちでいたのだが、私を待っていたものは全く予想外の内容であった。
病院方針の転換に伴う500万円近い年俸の減額と、「以後の運営は新院長及び、院長が招聘する事務方が執り行う」というもので、紛れも無く、これは世代交代による無言の退陣を迫られているのだ、と感じた。私なりに反論は試みたが、それでも1人で対抗するには限界があった。また、15年前の入職時以来、お互いに知り合い同士ということもあって、条件的な話は口約束による部分も多く、私の手元には対抗し得る程の資料も無かったのである。

そうなると、私なりの病院に対する愛着はあったのだが、それでも未練はなかった。訴訟を起こした所でそれに時間と労力を費やすほどの根気もない。仮に勝ち得たとしても、双方気分を害している職場に居直る程の度胸もなく、見苦しくなるばかりである。
そんな時に、こちらの紹介会社を薦められ、登録させて頂くこととなった。

医師紹介会社があることは以前から知っていたが、利用したのはこの年にして初めてである。初めてながらに思ったのは、入職にあたり、コンサルタントの助力のおかげで条件や約束事・保障を明記した契約書が交わされることや、条件面において前の勤務先のような不平等なトラブルがあった際も私1人で折衝しなくて済むのだ、と言うことに対する安心感である。

週5日・診療所所長
年俸2,000万円

トークを開始する
オンライン中オフライン
×

ステブランくん
ご質問・ご相談にチャット形式でお応えいたします。

オンライン中オフライン

営業時間 平日:9:30~19:30
     土曜:9:30~16:00
※上記時間外でのお問い合わせにつきましては
お名前・E-mailアドレスをお書留め頂けましたら
折り返し担当者からご連絡させて頂きます。