TOP > コラム > 道標 ~コンサルタントとの出会い~ vol.21 元開業医(73歳)
それらを考慮に入れれば、診療時間の短縮、休診日を増やすなどで自分の思いと折り合いをつけられないものか、などと色々と頭の中をめぐりはするものの、どれも中途半端な気がする。開業医として気力が半減したことを認識した今、やはりすっぱりと辞めたかった。
最近では診察よりも書類の記入などが増え、そういう仕事に疲れを感じることが多く「しんどくなってきた」と言うのが現状ではあった。
若者のように逸る気持ちも無くはなかったが、自分では冷静を保ったつもりでいた。
しばらくして少し触り始めたパソコンを使い求人検索をし、そこでたまたま見つけたサイトが『ドクターズアヴェニューブログ』であった。目に留まったのは「老健医師の募集」をしている医療機関の求人情報で、これならば医師を辞めずとも自分の時間を作り出すことが可能なのではないか?という思いがよぎった。
早速問い合わせをし、コンサルタントに相談を始める。やはり現状をすっきりさせてからの転職活動を勧められ、私は医院の整理を、コンサルタントはそれに並行し転職先の選定を始めてくれた。
無事に医院の整理もつき、転職も紆余曲折が多少ありはしたものの、療養型病院にての勤務が始まった。開業医のときに比べ、日にちや時間もそうであるが、何より気持ちに余裕ができたような気がしている。
* 週5日勤務
* 年俸1,200万円
道標 ~コンサルタントとの出会い~ vol.21 元開業医(73歳)
2006年07月01日
開業して40年を迎えようとしていた頃、ふと気づけば同期の医師たちは引退し、ゴルフや海外旅行など、第二の人生を十分に楽しんでおる様子。そんな同期がうらやましくもあり、自分もそろそろゆっくりとした毎日を過ごしてみたくなったというのが本音だったろう。ただその前に、今の職場(医院)をどうする?これまで私についてきてくれたスタッフのこと、最近内装をやり直したばかりの院内のことなど、考え出すとやはり今すぐにとは行かない感じがする。それらを考慮に入れれば、診療時間の短縮、休診日を増やすなどで自分の思いと折り合いをつけられないものか、などと色々と頭の中をめぐりはするものの、どれも中途半端な気がする。開業医として気力が半減したことを認識した今、やはりすっぱりと辞めたかった。
最近では診察よりも書類の記入などが増え、そういう仕事に疲れを感じることが多く「しんどくなってきた」と言うのが現状ではあった。
若者のように逸る気持ちも無くはなかったが、自分では冷静を保ったつもりでいた。
しばらくして少し触り始めたパソコンを使い求人検索をし、そこでたまたま見つけたサイトが『ドクターズアヴェニューブログ』であった。目に留まったのは「老健医師の募集」をしている医療機関の求人情報で、これならば医師を辞めずとも自分の時間を作り出すことが可能なのではないか?という思いがよぎった。
早速問い合わせをし、コンサルタントに相談を始める。やはり現状をすっきりさせてからの転職活動を勧められ、私は医院の整理を、コンサルタントはそれに並行し転職先の選定を始めてくれた。
無事に医院の整理もつき、転職も紆余曲折が多少ありはしたものの、療養型病院にての勤務が始まった。開業医のときに比べ、日にちや時間もそうであるが、何より気持ちに余裕ができたような気がしている。
* 週5日勤務
* 年俸1,200万円